« 2008年9月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年10月

2008年10月30日 (木)

わら人形

「わら人形論法」 という、詭弁の手法がある。ストローマンの直訳だが、言い換えると、仮想敵論法。

 さて、世にトンデモの種は尽きまじ。○○が危ないというのが、次から次に出てくる。化学物質(世の中に「化学物質」ではないものなどあるか) 、電磁波、牛乳だったり砂糖だったり。

 ある方が書かれていた。

「どうして『○○が危険だ』というのが多いのかなあ、沢山の人がいろいろと説明しても、あんまりわかってもらえないのはなんでかなあと思っているうちに、も しかしたら、皆さん漠然とした不安を抱えて生きていて(私だって不安だらけですが)『これはあぶない』という新しい説を信じると安心するんじゃないかな、 という事に考えが至りました。
で、『危ないんだ』とあおる人の方が実は危ないんですが、(不安をあおって商売する事が出来るから)あおっている人の中には真剣に頑張っているいい人も居て、『それ、違うんじゃない?』というと否定した方がとても嫌な感じの人に見えるのじゃないかということにやっと気がつきました」

 わら人形のごとく、本当は架空の「悪いもの」をでっち上げると安心するという心理からだろうか。

 それにしても、電磁波は危ないと煽っていたある人物 が、「遠赤外線ヒーター」を奨めていたのには噴いた。「電磁波」の定義もろくに知らないらしい。「電磁波」も「遠赤外線」も、一人歩きして商売用語になっている。

| | コメント (1)

2008年10月29日 (水)

アダルトゲーム・アニメ規制請願から、「自由」を考えてみる

 民主党の村井宗明議員 が紹介議員となって、「美少女アダルトアニメ雑誌及び美少女アダルトアニメシミュレーションゲームの製造・販売を規制する法律の制定に関する請願」が衆議院に提出・受理された。

「エロゲーは危険な社会を作り出す凶器」-規制を求める請願、衆議院に

「アダルトゲームで青少年は心を破壊され、人間性を失う」――アダルトゲームやアニメなどの規制を求める請願が衆議院に提出されている。
2008年10月20日 18時03分 更新

 「アダルトゲームで青少年は心を破壊され、人間性を失う」「ランドセルを背負った小学生の少女をイメージしているものが多く、幼い女の子にとって極めて危険な社会を作り出す凶器となる」――アダルトゲームやアニメ、雑誌の規制を求める請願が衆議院に提出されている。

 「美少女アダルトアニメ雑誌及び美少女アダルトアニメシミュレーションゲームの製造・販売を規制する法律の制定に関する請願」で、10月3日に受理された。紹介議員は村井宗明議員(民主党)。

 アダルトアニメゲーム・雑誌は「幼い少女達を危険にさらす社会を作り出していることは明らかで、表現の自由などという以前の問題」と指摘し、製造・販売について罰則を伴った法律の制定を求めている。1万449人の署名も添えられている。

 一方、児童ポルノ禁止法について、新たに単純所持の禁止などを追加する改正の動きに対し、慎重な議論を求める請願も、255人の署名とともに衆議院に提出されている。紹介議員は保坂展人議員(社民党)。

 児童ポルノ画像や映像の所持・取得に罰則を設けることは「多くのえん罪事件や捜査権の乱用、プライバシー侵害や行き過ぎた監視国家化が引き起こさ れる」と主張し、新たな罰則を設けないよう求めている。児童ポルノの定義を明確なものにすることや、イラストを同法に含めないことも求めている。

 今回の請願も「特別救済活動カスパル・アジアの性虐待と貧しさに苦しむ子ども達を救う会」によってなされたものだという。5月にも、参議院に、同様の請願が円より子下田敦子 両議員が紹介議員として提出されて、円議員の掲示板が炎上した のは記憶に新しいところだ。この種の請願は、叩いても叩いても、もぐら叩きのように何度も出てくる。それにしても、よりによって解散総選挙が近いというのに、反感を買うって分かっていなかったんだろうかね村井議員も。かといって自民党も油断ならない。その点社民党は、保坂議員もそうだけど、福島党首も、児童買春は厳しく批判しているけど二次元の規制には批判的だっていうし。

 

と学会 会長でロリコンを自称する山本弘氏 は、

「ぼくはロリコンだ。ロリコンだが現実の女の子に決して手を出したりはしない。ロリコンが全部犯罪者になるわけではない」

と言った。


 私は何度も言うが、(古典的)自由主義者である。赤の他人に迷惑をかけない限り、個人の趣味趣向に介入すべきではないと思う。他人に過干渉するパターナリズムとは闘う。

 それにしても、“子どもの保護”を謳うこの種の活動の、何と胡散臭いことか。自分がエロゲーが気に入らないから、子どもをダシにしているとしか思えない。全く、お前らに、子どもの権利とやらを声高に叫ぶ資格はない(山口貴士弁護士もカスパル・近藤美津枝代表について同様の趣旨のことを書いている )。

 何々が良くないという俗流環境誘因説は、いつの時代にもある。明治時代には、野球が脳に良くないという「ゲーム脳」ならぬ「野球脳」とか、「近頃の若者は夏目漱石ばっかり読んで、漢文を読まない。これは子どもの危機」という議論があったという。今では笑い話だが、「長髪とエレキは不良の始まり」とか。

 結局のところ、子ども云々は、大人の側の論理に過ぎないわけである(参考) 。子どもは、大人が思っている以上に、冷静にものを見ているものだ。

| | コメント (0)

2008年10月28日 (火)

こいつらが“A級戦犯”だ!!

 とりあえず備忘録。環境とか食とか、本を出したり講演したりして、大衆を煽動している連中の名前を挙げておこう。雪兎国際(?)軍事裁判。あくまで独断と偏見で。


 まずは、“船井系”人士。

船井幸雄

言わずと知れた、オカルトビジネスの総合商社。あらゆるトンデモは、このジジイに通じるといっても過言ではない。A級戦犯の中でも、このジジイだけは別格。

高木善之

ネットワーク『地球村』 代表。「豪快な号外」 呼びかけ人でもあり、幸福会ヤマギシ会出身。

江本勝

「水からの伝言」著者。自ら科学を装いながら、ポエムとかファンタジーとか抜かす、卑怯者。

七田眞

七田チャイルドアカデミー 校長。「右脳教育の第一人者」。

比嘉照夫

EM 「開発者」。

次は、「マイナスイオン三悪」

堀口昇

薬事法違反で行政処分を受けたことがある「セルミ医療器」 経営。鍼灸師出身で、医師ではない。マイナスイオンが下火になった後は、「カンゲンイオン」なる造語を広めようとする。ここここ

山野井昇

「サトルエネルギー学会」 副会長。

菅原明子

元NHK経営委員(しかし、こんな詐欺師同然の人物を経営委員にしたのは誰だ?)。所得隠しが発覚 し辞任。江本勝とは「波動の食品学」という共著がある。


次は、「豪快な号外」 関係者。

田中優

辻信一
中村隆市

「ナマケモノ倶楽部」 「スロービジネススクール」

きくちゆみ

9・11陰謀論者としても有名。船井とも繋がりがあるらしい。「きくちゆみはなぜ支持されるのか」(kikulog)

てんつくマン(軌保博光)

「号外」の「言いだしっぺ」で元吉本芸人。マルチ商法と関係が深い。


それ以外には……。

「買ってはいけない」シリーズ
の著者。

船瀬俊介
渡辺雄二
三好基晴
山中登志子
My News Japan 編集長)
垣田達哉

その他には……。

新谷弘実

「病気にならない生き方」。牛乳有害論の犯人。酪農団体から公開質問状

久司道夫

マクロビオティック普及者で、社団法人日本緑十字社 社長。船井と共著が。

森昭雄

ゲーム脳。

天笠啓祐

遺伝子組み換え反対運動家。ロシアのトンデモ研究者(科学者と呼ぶに値せず)、イリーナ・エルマコヴァ博士を連れてきた。「号外」呼びかけ人にも名を連ねていたように記憶するが、手を切ったのか?

小黒一三

「ソトコト」 編集長。LOHAS商標ビジネスに失敗。ソトコトは「水からの伝言」を肯定的に取り上げた前科があるなど、ニューエイジに親和性がある模様。

宮田秀明
長山淳哉

ダイオキシンの恐怖を煽って、結果的に血税をドブに捨てさせた狼少年 。長山は北九州市のPCB処理施設問題で、市民を煽動したことがある。

安部司

「食品添加物の神様」。調子こいた営業マン。前に取り上げた。

| | コメント (3)

科学が権力? フン、笑わせるぜ!

 

「Archives」で読んだ話題。 元ネタは、「フナイオープンワールド」を取材したという人のブログ。

「科学的根拠が権力になることにヘキヘキしている私などは、日本物理学会やマスコミに壮反撃されている『水からの伝言』の著者江本勝さんには同情してしまう。『水は言葉がわかるという事実を私は言ってるだけ。このファンタスティクな事実を通して、水の大切さ、言葉の大切さを世界に広めている言ってみれば、アーティスト。なぜかを考えるのが、学者でしょ』と憤懣やるかたない表情で話した。テレビも公平さを欠いた報道で、波動=エセ科学という魔女狩に加担している。この世には、わからないこともまだまだたくさんあるのだ」

 科学っぽく装っていたのは、江本の側じゃないのか? 江本の作ったビデオなんか、白衣を着た人物が出てきたり、「波動測定器」の操作パネルらしきものが出てきたり、明らかに科学に見せかけている。物理学会の件か、江本と共同研究したという、ししゃ科も研究会 の高尾征治(元九大助手)が発表して、「それは科学ではない!」と一蹴されたことか。

「そろそろ、目に見えないものを信じる時代がきているのに」

 

目に見えないものか。「自然の摂理」とか「宇宙の法則」とか、とかく、あっちの世界の人が大好きなキーワードがあるけど、そういう、なんだか良く分からない、検証不可能なものを信じる方が、よっぽど危ないんだぜ。

 とりあえずこのブログ作者、「学習塾の先生と環境雑誌の編集者」だそうだが、EM、有機農業、無農薬マンセーであるらしいことが分かる。

| | コメント (0)

田中優は腹を斬れ

 前回、市民運動を割り引いて見ようと書いたところだが、その前に取り上げたアーモンド51 なんかはせいぜい小悪党、BC級戦犯だろう。その向こうにいるA級戦犯はと言うと、何人かいるが、その中の一人に、田中優 がいる。豪快な号外 (このことはいずれ書く)の呼びかけ人の一人。

 どうやら「協調性が全くな」く、グレた過去があるようだが、講演行脚をして、純粋な一般大衆を焚き付けて。戦犯として訴追される前に、自ら腹を斬ってくれ。

| | コメント (1)

2008年10月27日 (月)

市民運動の悪癖

 大昔からあるステレオタイプなものの見方なのだが、「行政・大企業は悪」「市民運動は善」というのがある。農薬・添加物は悪だという一方で、有機栽培農家を持ち上げたりする。だが、市民運動も割り引いて見た方が良い。原発、合成洗剤、農薬、環境ホルモン、遺伝子組み換え作物……。槍玉に挙げられるものはいろいろだが、一皮向けば似たようなもの。

 

中西準子先生が「雑感」で書かれていた。

「その目標を伝えるために、スローガンは有効で、かつ、必要でもある。しかし、一度決めると、その正当性を証明するために、どうしても無理をするようになる。そのスローガンが正しいかどうかを検証するための道具、科学まで否定するようになってしまう」

「反対運動をしている過程で最も難しいのは、相手側(この場合は、旧建設省や都道府県の土木関係)が、改善案を出してくる時である。その改善案が良ければ良いほど、スローガンの意味が希薄になる。

こちら側の意見が一部取り入れられたからいいことだが、自分の主張の意味が希薄になるように感ずる。そして、焦るものだ。場合によっては、自分の主張をより強固にしようと思い始める。以前よりスローガンの意味は希薄になっているのに、それをもっと強く主張するようになることがある。

市民運動にコミットしたとは言え、私は、その運動体の指揮者ではないので、スローガンにそれほど拘束されない立場に立つことができた。しかし、運動体の指導者(活動家)には、スローガンをあいまいにすることは非常に難しいのは理解できる。でも、ここが勝負のような気がする。せっけん運動の流れを見ていて、 最初はすごい運動だった、成果も挙がった、しかし、その後、どんどん反科学、非科学になり、社会を後ろ向きに動かす力になってしまい、消費者の動向からも 離れてしまった」
   

 中西先生といえば、東大の都市工学科時代、下水道政策を厳しく批判して万年助手の辛酸を舐めた人だ。その頃は市民運動の側からは支持されてきたが、その後は敵視されるようになってしまった。元生協職員・渡辺宏さんは「安心!?食べもの情報」で「中西さんの説を紹介しただけで白い目で見られた」と書いている。

| | コメント (0)

2008年10月26日 (日)

健康情報「娯楽」番組御用達・“フルーツ博士”本橋登

 納豆ダイエット捏造事件から、わがニッポンの消費者はなにも学んでいないのか、バナナにキウイ。よくも手を変え品を変え、ゾロゾロ出てくるな。

“ダイエットブーム”もういい加減にせんかい!

 次から次へとよく出てくるものだ――。

 バナナダイエットがはやる中、今度はキウイダイエットが登場した。バナナダイエットの提唱者がテレビで「キウイにはバナナに近い成分が含まれている」と推薦。人気に火がつき、いなげやでは10月初旬のキウイの売り上げが昨年比30%増となった。

 これまでダイエットには納豆やりんご、寒天、こんにゃくなど、数え切れないほどの方法が登場しては消えていった。そして今、ちまたでは早くも「キウイの次はとろろ昆布ダイエット」という声が上がっている。

 社会心理学者の岳真也氏が言う。

「テ レビがあおってるんですよ。メタボ健診の導入などで体形を気にする人たちの不安心理につけ込むように次々に新手の方法を発信し、視聴者を惑わしている。日 本人は“隣の人がやるから僕も”と考える付和雷同の人種だから、誰もがブームに踊ってしまいます。みのもんた氏の責任は重いのです」

 このままだとすべてのフルーツがブームに担ぎ出されそうだ。

「でもダイエット法には慎重に対処しなければなりません」と警告するのは医学博士で作家の左門新氏だ。

「最 近、生まれたときの体重が2500グラム未満の低出生体重児が増えているのです。原因は若い女性や母親がダイエットで必要以上にやせてしまったからと考え られます。低出生体重児は大人になって、メタボリック症候群、つまり肥満や高血圧、糖尿病、動脈硬化になるという調査結果もある。ダイエットブームは母子 に危険をもたらしかねないということを忘れてはいけません」

 亡国のダイエット――。

(日刊ゲンダイ2008年10月23日掲載)

 松永和紀さんという、女性の科学ライター。食品関係の情報を発信する側で、数少ないまともな人物であろう。その松永さんがいつの間にか開設されたブログで、取り上げている。

朝バナナダイエットと白インゲン豆ダイエットの関係は?

 この中で触れられている、日経トレンディネットのコラムは下記(わしは構わずに「無断リンク」する)。

日テレが育て、TBSが火をつけ、テレ朝が便乗。「朝バナナ」とテレビのおいしいカンケイ

 松永さんのブログだが、驚くべきことが書かれてあった。

 私は当初から、「だまされる消費者がどうかしてる」と思うだけだったのだが、最近、群馬大学教授でフードファディズムを研究する高橋久仁子先生から、驚くべきことを教えていただいた。

 初出のおもいッきりイイ!!テレビには、専門家として大学理事が出てきて、バナナはこんなにいい、と解説している。「起床時は、体内の酵素が少なくなっており、それを補う必要がある」だそうだ。さてこの理事、以前になにをしたか?

 なんと、
白インゲン豆ダイエットの推奨者だった。TBSが2006年、情報番組「ぴーかんバディ!」で、白インゲン前を約3分間煎って粉末にし、ご飯に かけて食べるとダイエットできると放送し、健康被害者が出たことを覚えている人も多いだろう。「白インゲン豆にはデンプンを分解する酵素を阻害する物質、 ファセオラミンが含まれており、これを摂取するとデンプンの消化吸収が阻害される」という触れ込みだったが、加熱不足の生豆を食べて激しい嘔吐や下痢に見 舞われた人が何十人も出た。この番組に出ていた理事が、朝バナナダイエットで復活している。

 高橋先生といえば、「フードファディズム」の提唱者で、先生言うところの、健康情報「娯楽」番組を全部録画しては、言説の元ネタらしき論文を探して比較するいうことをなさっている。嘘を流せば「捏造」だとして非難されるが、捏造までは行かない、1を10や100にする誇張は、この種の番組作りの常套手段だ。

 そこで、問題の「大学理事」とは誰か。「朝バナナ」のテレビ初出という「おもいッきりイイ!!テレビ」の放送はコレ (無断リンク)。登場しているのは、「薬学博士・明治薬科大学理事
本橋登 先生」
。みんな、この名前、覚えておこう。

 で、「本橋登」「本橋登 バナナ」「本橋登 キウイ」「本橋登 白インゲン豆」で検索をかけてみよう。

バナナの次の「ダイエット」 「キウイ」?「とろろ昆布」?

  バナナの次にくるのではないかと、ネットで話題になっているのが「キウイフルーツ」だ。朝バナナダイエットを提唱したことで有名な明治薬科大学理事の本橋登博士が、2008年10月3日に放送された日本テレビ系情報番組「スッキリ!!」で

「キウイフルーツは今が旬で値ごろですし、バナナに近い成分が含まれています」

と、イチオシした。

白いんげん豆ダイエット法で下痢・嘔吐

番組では明治薬科大学の本橋登先生が登場して、ファセオラミンについて次のようにコメントします。

「ファセオラミンという成分が炭水化物の吸収を抑制して、体の外へどんどん排出してくれるんです」
「ファセオラミンを食事と一緒にとると、食べた炭水化物の約70パーセントがカットされると言われています」
「うれしいことに、ビタミンなどの栄養素はそのままで、炭水化物だけを排出してくれるのです」
「今、アメリカでは、ファセオラミンダイエットが非常にはやっているダイエットの一つなんです」
「… … …」

 白インゲン豆ダイエット事件、忘れてはいけない。2006年、TBSで放送された「びーかんバディ!」という番組で、白インゲン豆を炒ってご飯にかけて食べると、ファセオラミンという物質がデンプンの消化吸収を阻害される、と言う触れ込み。その番組を見て実行した人が次々と、下痢や嘔吐に襲われたというものだ。生の豆にはレクチンという毒性タンパク質が含まれていて、普通の調理では分解されるので問題ないものの、番組の2、3分炒るというやり方では加熱が足りなかった、視聴者が食べた豆は番組で使った豆より大きい品種だった(番組のままでは加熱不足)ということだったようだ。じゃあ豆を十分に炒ればどうなるか。レクチンが無毒化する代わりに、ファセオラミンの活性も失われる。ものごと、そうそう都合よくは出来ていないのだな。

 その後、生豆がダメならサプリでとたくらむ輩が現れたが、そもそも、「ファセオラミン」自体が、アメリカのファーマケムラボラトリーズという会社の登録商標で、FDA(米国食品医薬品局)は同社の宣伝に「信ずるに足る科学的根拠がなく、誤解を生む」と警告しているのだ。顛末は、松永さんの著書「メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学」 をご覧あれ。

 高橋先生の「『食べもの神話』の落とし穴 巷にはびこるフードファディズム」 では、「痩身情報の基礎知識」という章を割いて、“ダイエット情報”を断じている(なお先生は“diet”は食べものとか食事療法という意味であって、「痩せる」「痩せるための試み」という意味はないということで、頑なに「ダイエット」とは言わず「痩身」という表現を用いている)。それによると、痩身情報・痩身食品は、次の3タイプに分類できるという。

(1)摂取エネルギーの極端な不足、食べる量を極端に減らす

(2)消化・吸収の阻害、食べても食べなかったことにする

(3)エネルギー代謝の促進

 白インゲン豆ダイエットは(2)の例だと言える。「必要最小限の食べものさえ得られず飢えで死ぬ人がいる現実をどう考えているのか、と怒りを感ずる宣伝文言です(p217)」。全く同感。

 もし、それを摂るだけで運動もせず痩せられる、という食べものがあって、本当に痩せたならば、すぐに摂取を中止して医師の診察を受けるべきである。過去に、海外から個人輸入した「健康食品」で、死者も出ている。

 話を戻して、「朝バナナ」と「キウイ」と「白インゲン豆」は、本橋登という、共通のキーパーソンで繋がった。肩書き専門家、曲学阿世の徒、こういう手合いが困る。

(追記)

 その本橋センセイだが、とあるサプリ屋の製品「監修」をしているらしい。

パパインベリー100

E3 神秘の果実

本橋 登先生
1940年、東京都練馬区生まれ。1966年、東北大学大学院薬学研究科修了。1986~87年、アメリカ州立カンサス大学客員教授。現在、明治薬科大学 助教授、薬学博士。主な著書に「フルーツ・パワー。熱帯果実・驚異の健康効果」他3冊。また、オランダの薬学専門誌のアジア地域編集局長およびイギリス、 ギリシャの同専門誌の国際編集委員を兼任。

黒酢バナミルク

おもいっきりいいテレビで話題の黒酢バナミルク!! 

※バーサスパは除きます。黒酢バナミルクのプレゼントもございません。

黒酢バナミルクはダイエット効果と腹持ち効果、そしておいしさにこだわって100キロカロリー。

弊社で多数商品の監修をいただいている
フルーツ博士こと本橋登先生(元明治薬科大教授) が、6/5(木)、7/17(木)第二弾にて、みのもんたさんの「おもいっきりイイ!!テレビ」に生出演され、 「朝バナナダイエット」ご紹介されました。

・フルーツ博士・本橋登先生考案。
自然良法が製品化。

朝バナナダイエットはとても簡単ですが、バナナいたみやすいです。

そんなときは、本橋先生監修の『黒酢バナミルク』がオススメです。

ビタミン・ミネラル・食物繊維などなど必要な栄養をバランスよく配合。サプリでありながら、栄養補助食品としてもおすすめ。
黒酢バナミルクでダイエット中の肌あれなどを上手にサポート。
ふつうの食生活をまったく変えず、1日1食または2食を黒酢バナミルクに変えるだけ。今から簡単プチ断食ダイエット!

 素人向けの、いかにも簡単に痩せられるかのごとく“ダイエット本”を複数出しているようだが、研究者としてまともな論文出してるのかね(本もゴーストライターだろうけど)。サプリ屋とも持ちつ持たれつか。欲に目がくらんで、学者としてのプライドなんかかなぐり捨てちゃったんだろうね。

| | コメント (0)

2008年10月25日 (土)

【駄々っ子】アーモンド51【とっちゃん坊や】

 これまた、mixiで時々暴れている人物の話。環境問題に関するコミュニティに時々現れて、他の参加者から顰蹙を買っているのだけれど、正直言ってこういう輩だけはくたばれ。

Almond HOME

「アーモンド51」、本名(サイトに書かれているから書いてもいいだろう)伊勢浩信という人物。

「食の安全を考えよう!」というコミュで、唐突に「放射能汚染食品」 なるトピックを立てていた。

以前 牛乳のトピに書き込みましたが、新たに放射能汚染のトピを立てます。
六ヶ所村の再処理工場が本格稼動をした場合確実に東日本に多量の放射能がばら撒かれます。
特に 岩手、青森の被害が酷く、この問題に関心を寄せている人はこの産地のものを買わなくなる恐れがあります。

例えば↓

青森県六ヶ所再処理工場やめて! アンケート
放射能汚染された食品を買いますか?
http://mixi.jp/view_enquete.pl?id=34750413&comm_id=709209

気にせず買って食べる派 が少数です。

六ヶ所村の再処理工場の他に、外国産の放射能汚染食品についても意外と知られていない事が多数あります。

漁師達は核廃棄物に怒りをあらわにしている
http://www.jca.apc.org/mihama/uk_france/bbc030415.htm

セラフィールド再処理工場による海洋汚染の実態
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news65/news65cesium.htm

英・仏の再処理工場
深刻な放射能汚染発覚
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/saisyori2.html

輸入される魚介類も心配ですよね。

放射能汚染の恐れがある食品について皆様はどう思いますか。

 以前にも「牛乳の安全性を考える」 なるトピックを立てていたのだが。食品衛生のプロがたくさんいるコミュで

六ヶ所村の再処理工場がもうすぐ本格稼動しそうですね、岩手、青森の農産物、海産物が放射能汚染されることは確実です。 国の言い分は 充分薄まるから安全との見かたですが、国の基準のありかたも疑問が多数あります。

さて、核実験を止めた男 スターングラス博士 の話しの中で 原子力発電所の近くの牛乳は飲まない方が良いとの事 ↓(参照)。

それで、国内の主な牛乳メーカーに放射能汚染の対策、取り組みについて質問をしてみましたが、サッパリでした。

放射能以外でも、国内のメーカーは いつ第二の雪印になる可能性があります。
何処の牧場で、どのようなエサを食べたのか、牛の健康状態はどうなのかの情報を得るのはかなり難しい状況です。 原発近くの牛乳を避けるためにも、何処の牧場で採れた牛乳なのかだけでも表示してほしいところです。皆様 牛乳の安全性について どう思いますか?




http://www.e22.com/atom/page08.htm


「僕と核」・上

 
8. スターングラス博士インタビュー

------------------------------

一般の人へのメッセージとして、自分の健康を守るには何をおすすめしますか?

S博士「アメリカでは記録を公表することも止めてしまったので忘れられてしまっているのだが、原子力発電所付近の農場がつくった牛乳は、まず飲ま ない方が良いだろう。また飲み水は、逆浸透装置を使えば、ほとんどの重い放射性物質はフィルタすることができる。本当は行政がやれば良いことなのだが、コストが高過ぎるのだ。」


------------------------------


 おまえがやっているのは、「岩手、青森の農産物、海産物」に対する風評被害を撒き散らすことだぞ。

 要するに「六ヶ所」問題なのだが、再処理施設稼動に賛成か反対かというアンケートを立てて、コミュ参加者の反応が鈍いと見るや、「岩手の人が本気で反対しなければ、私は岩手を見捨て」 「一掃のこと岩手なんて滅びてしまえ~」と暴言を吐いている。

 こういう問題、殆どの人は、良く分からないからとりあえず判断を保留している、サイレント・マジョリティなのだと思うが、自分の主張が受け入れられないからと自棄になって、寝っ転がって手足をばたつかせている、まさに駄々っ子。ガキンチョかと思ってプロフィールみたら40代。ああ情けなや。

 環境系コミュでは、バッシングに自棄になったのか、「このコミュニティを破壊しよう」「地球環境を破壊しよう」とトピックを立てて、一旦削除して、同じタイトルのトピックを立てたりしている。コミュを破壊とは運営妨害ではないのか。

 ただ、このアーモンド51にも、取り巻きらしき者が何人かいて、「原発」「六ヶ所」「放射能」ばっかり言うのだ。いい加減飽きた。環境問題といっても一杯あるけど、下水処理に関するアンケートが立てられているのに、「六ヶ所」連中が反応した形跡はない。反原発、温暖化問題、石鹸運動……。環境に関する市民運動の悪癖として、シングルイシュー、あることにしか関心がないというのがあるように思う。中西先生 のようなリスク論というのは、どうしてもトレードオフが起こりうるから、現実的な落としどころを探るというものだが、こういう連中(マスコミも)はゼロか100かしか見ていない。

 個人的に、岩手・青森の農産物を避けるのはまあ自由だ。干渉すべきではない。しかし、感染症を広める(=デマ・風評を流す)ことは絶対に許さない

 お前ら、とっとと日本から出て行って、どこかの無人島で鎖国的なコミューンを作って、外部には一切迷惑をかけない生活をしてほしい。間違ってもインターネットという文明の利器なんか使うんじゃないぞ。

 ヤクザはヤクザらしく、カタギには手を出すな。

| | コメント (1)

« 2008年9月 | トップページ | 2008年12月 »